表現者としての発信拠点であったSNSは、彼にとって希望の場所であると同時に、刃を突きつける場所でもあった。YouTubeチャンネルやInstagramでは、ありのままの自分を表現し、同じ痛みを抱えるファンと心を通わせる空間を構築していた。
しかし、X(旧Twitter)をはじめとするプラットフォーム上では、匿名の悪意による心ない言葉が無数に浴びせられた。どれほど強い意志を持った人間であっても、絶え間なく注がれる批判の嵐を一人で受け止め続けることには限界がある。SNSの拡散力が生み出す暴力性と、個人のメンタルケアの不備が改めて浮き彫りとなった瞬間だった。