長年、LINEはセキュリティ強化の観点から厳しい端末制限を課してきた。だが、LINEヤフー株式会社の発足以降、同社のサービスエコシステムは複数端末での快適なアクセスを重視する方向へ舵を切っている。背景にあるのは、ワークスタイルの多様化とデバイスの多様化だ。
現在、複数端末ログインはPC版やタブレット版、スマートウォッチなどのコンパニオンデバイスを中心に公式許可されている。かつての「1電話番号=1端末」という絶対的な縛りは段階的に見直され、暗号化技術(Letter Sealing)の進化によって安全性を担保したまま複数環境からの通信を受信できるよう整備が進んだ。