作中で生存が明確に描かれているにもかかわらず、なぜネット上では「バジオウ 死亡」という検索キーワードが上位に残り続けているのでしょうか。そこには3つの構造的な要因が存在します。
1. 週刊連載時の強烈なクリフハンガー
週刊ヤングジャンプ掲載時、第569話のラストはバジオウが大量の血を流して力尽き、その生死が明かされないまま次週へ持ち越されました。連載リアルタイムのSNSや掲示板では「バジオウ逝ったか……」「これは助からない」という悲鳴が飛び交い、当時の感想スレッドの熱量が長きにわたり検索インデックスに影響を与えています。
2. 実写映画やアニメから入ったファンの先回り検索
実写映画版『キングダム』でのバジオウ(演:阿部進之介氏)のアクションが非常に高く評価されたことで、新規ファンが急増しました。原作の進展を知らないライト層が「今後の展開でバジオウは生き残るのか?」を調査する過程で、「死亡」というネガティブワードと結びついてサジェストされた背景があります。
3. 山の民の主要幹部(タジフ・シュンメン等)との負傷混同
橑陽の戦いではカタリが戦死するなど、山の民勢力にも痛ましい犠牲が出ました。激戦の中で誰が命を落とし、誰が生き残ったのかという情報がネット上で錯綜し、「バジオウも戦死したのではないか」という誤認が広まる結果となったのです。