タトゥーシーンの主役となっているのは、髪の毛ほどの極細ニードルで彫り上げるファインタトゥーの繊細ラインです。太い輪郭線で描くトラディショナルな様式とは対照的に、まるで素肌に直接ペンでスケッチしたかのような軽やかさが、普段タトゥーに馴染みのない層からも高い評価を集めています。
デザインの潮流を牽引しているのが、SNS発で爆発的な広がりを見せた韓国風タトゥーの女性デザインです。淡いパステルトーンのグラデーションや水彩画のようなぼかし技術を用いたボタニカルアート、星座や天体をモチーフにしたマイクロデザインが絶大な人気を誇ります。華奢なアクセサリーのように肌へ馴染むため、オフィスカジュアルやフォーマルな装いにも違和感なく溶け込みます。
知性と個性を同時に演出できる筆記体のレタリングタトゥーも定番としての地位を固めました。自身を鼓舞する短いフレーズや座右の銘、大切な記念日などを、細身のタイポグラフィでさりげなく刻むスタイルです。意味を他人から悟られにくい抽象的なフォントを選ぶことで、プライベートな世界観を肌の上に表現できます。