若者の流入と定着も、この連携がもたらした大きな成果だ。天理エリアの大学群と福山エリアの高等教育機関は、2026年末に包括的な学生相互派遣協定を締結。スポーツ科学、地域デザイン、そして先端テクノロジーの分野で、活発な単位互換制度がスタートしている。
週末になると、ラグビーや柔道、野球などの強豪として知られる天理の運動部関係者が福山を訪れ、地元の小中学生に向けたアドバンスドスクールを開催。一方で福山側からはデジタル技術やアントレプレナーシップを学ぶ学生が天理のフィールドワークに参加する。こうした若者同士の化学反応が、両地域にこれまでなかった熱量をもたらしている。