サブスクリプションやSNSの短尺動画が音楽の消費速度を加速させる時代において、彼の真価は今なお「現場」で発揮される。照明が落ち、重低音が響き渡ると同時にステージへ飛び出していく疾走感。1回のライブでどれほどのカロリーを消費しているのか、客席で見ている側が息を飲むほどの熱量がそこにはある。
計算された演出やスマートな立ち振る舞いとは無縁の泥臭さ。曲の合間に見せる息切れ混じりの笑顔や、酸欠寸前になりながら声を張り上げる瞬間こそが、ファンにとっての信頼の証となっている。「ここが自分の生き場所だ」と言わんばかりのパフォーマンスは、一度体感すると忘れられない強烈な中毒性を持っている。