単にリーズナブルなだけでは、厳しい眼力を持つ建築家たちの信頼を得ることはできない。同社の製品に共通するのは、取っ手やフレームの継ぎ目、不要な装飾を極限まで排除したノイズレスなデザイン哲学だ。
極薄の天板を持つステンレスキッチンや、壁面と一体化するドア、水仕舞いの美しさと直線美を追及した洗面ボウルなど、空間の主役となる家具や景色を邪魔しないプロダクト設計が徹底されている。「主張しすぎないことで、空間全体の質感を高める」というアプローチは、世界最高峰の家具見本市であるミラノサローネ等でも高く評価され、海外の建築関係者からも熱い視線が注がれてきた。