輸入雑貨やプラスチック製品を主力とする100円ショップにとって、2026年代半ばから続く円安と海外物流費の高騰はダブルの打撃だ。競合であるダイソー(DAISO)やキャンドゥ(Can★Do)、ワッツ(Watts)などは「Standard Products」や多価格帯ラインの展開を急ピッチで進め、全体の利益率を底上げする防衛策を講じた。
対するセリアは「店内どれでも100円」というシンプルで明確な価値提案を愚直に貫いてきた。しかし、1個100円で販売する商品の調達原価が跳ね上がれば、売れば売るほど利益が削られる構造に陥る。採算の取れなくなった不採算店舗から優先的に契約満了や撤退を選択せざるを得ないのが、現在のリアルな舞台裏だ。