中古選びで最も恐ろしいのは、見た目の綺麗さに騙されることだ。フットマークと呼ばれるデッキの凹み程度なら実用上問題ないが、絶対に妥協してはならないポイントが3つある。それが「ストリンガー沿いのクラック」「内部フォームの浸水・剥離」、そして「雑なDIYリペア跡」だ。
ボードを太陽光にかざし、ノーズからテールへと斜めラインで目線を走らせてほしい。表面の塗膜下に潜む微細な亀裂や、フォームが茶色く変色した「水吸い」の痕跡が浮き彫りになる。プロのシェイパーは手触りでも見抜く。指腹で撫でた際に僅かな段差やしなりを感じたら、過去の浸水事故を疑うべきだ。ここさえ見極められれば、定価の半額以下で極上のレスポンスを誇る掘り出し物を確実に発掘できる。