島の北部に佇む赤レンガ造りの美しき建築群。旧海軍兵学校(海上自衛隊第1術科学校)の敷地内に足を踏み入れると、一瞬で大正・明治の時代へタイムスリップしたかのような静謐な空気に包まれる。かつてイギリスから輸入された赤レンガを一つひとつ積み上げて作られた生徒館は、建築美の極致として世界中から見学者が訪れる。
ここには連合艦隊司令長官として知られる山本五十六も学び、青春時代を過ごした。教育参考館に保管された膨大な遺品や遺書は、当時の若者たちが何を思い、どう生きたかを現代に静かに語りかけている。歴史の重みに触れ、平和の意味を再確認する場所として、今なお多くの人々の心を揺さぶり続けている。