物語の核心に迫るキーパーソンとして強烈な存在感を放つのが、警察庁警備局警備企画課裏理事官の黒田兵衛だ。右目の義眼に隠された壮絶な過去と、かつて起きた未解決事件との交錯。スクリーンに映し出された一瞬の表情や細かな仕草に、原作者の青山剛昌が仕掛けた周到な伏線が重なって見えてくる。
事件の背後で暗躍する組織の影、そして江戸川コナンが鋭い観察眼で見抜く真実。カット割りの一つひとつに意味が込められており、1度の視聴では拾いきれなかった手がかりが随所に残されている。配信版であれば、気になるシーンを何度でもコマ送りで検証できるため、劇場では気づけなかった新たな発見が相次ぐはずだ。