ブランドの根幹を支えるのは、デザイナーの貞清智宏と職人である稲沼由香のふたりだ。彼らが手がける株式会社humのクリエイションは、一般的なジュエリーブランドによく見られる効率重視の分業体制とは一線を画している。
デザインを描く者と、それを形にする職人。互いの境界線を越えた緊密な対話から、唯一無二の作品が生み出される。素材の選定から仕上げの微細なテクスチャーに至るまで、手彫りの感覚と職人の記憶がそのまま金属に刻み込まれているのだ。効率を犠牲にしてでも品質と個性を追求する姿勢こそが、彼らの原点と言える。