酸化して繊維に固着した皮脂汚れを根本から分解・漂白するには、過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤の使い方をマスターすることが最善手です。なかでも酸素系漂白剤の代表格であるオキシクリーンを用いた漬け置き洗浄は、皮脂の油膜を化学的に分解し、色素を元から分解消去します。
洗浄効果を最大限に引き出すための実践的なプロの手順は以下の通りです。
- 湯温の調整(40℃〜50℃):冷水では過炭酸ナトリウムの化学反応が進みません。給湯器の設定を45℃前後にし、洗面ボウルや洗濯桶にたっぷりのお湯を張ります。
- 濃度の最適化:お湯4Lに対してオキシクリーン(または粉末酸素系漂白剤)をスプーン1杯(約30g)投入し、泡立て器などで完全に溶かしきります。溶け残りがあると効果が半減します。
- 漬け置き時間の徹底管理:枕カバーや丸洗い可能な枕本体を浸し、30分〜最長2時間漬け置きます。6時間を超えると汚れの再付着や生地の傷みを招くため、放置しすぎは厳禁です。
- 洗濯機での本洗い:漬け置き液ごと洗濯機に投入するか、軽く絞ってから通常の洗濯用洗剤を加えて標準コースでしっかりと洗い、すすぎを2回以上行います。
このプロセスを踏むことで、繊維に絡みついた頑固な油分が鹸化(けんか)され、驚くほど澄んだ白さが蘇ります。