映画『翔んで埼玉』に代表されるような、自虐的な埼玉ローカルのパブリックイメージはもはや過去のものだ。実際の東浦和の街並みを歩けば、洗練された新築住宅と歴史ある緑地ゾーンが美しく共存していることに気づく。
住環境・都市計画メディアの専門家は、「単にビルを建てる都市開発ではなく、景観や保全地域とのバランスを保つ緑化政策が功を奏している」と分析する。人口流入が続く浦和区からの溢れ出し需要を上手く受け止め、独自の魅力を醸成することに成功しているのだ。風刺映画のネタにされる「何もない埼玉」の影は、ここにはどこにも見当たらない。