妙見岳駅に到着した瞬間、目の前に広がるのは360度遮るもののない大パノラマだ。山頂の妙見神社周辺や展望デッキからは、遠く熊本の阿蘇連峰や雲仙岳の最高峰・平成新山が目と鼻の先に聳え立つ。
カメラマンやハイカーを惹きつけて離さないのが、季節ごとに表情を変える絶景の数々である。初夏のミヤマキリシマが山肌をピンクに染め上げる時期はもちろんのこと、秋には山全体が燃えるような赤と黄色に彩られ、圧巻のコントラストを描く。そして冬、気温が氷点下まで下がると誕生する「霧氷(むひょう)」の美しさは言葉を失うほどだ。木々に結晶化した氷が朝日を浴びてキラキラと輝く光景は、まさに一期一会の奇跡と言える。
写真撮影のベストスポットは、ロープウェイ山頂駅から徒歩数分の妙見岳山頂展望台。ここから広角レンズで平成新山と霧氷・紅葉トレッキングのルートを捉えると、スケール感あふれる圧巻の一枚が仕上がる。