空前のブームが収束に向かうにつれ、メディアへの露出は徐々に減少し、コンビも解散の道をたどった。その後、ピンタレントや女優として活動を続けたものの、いつしか地上波の主要番組で見かける機会は著しく減少していった。世間では「引退したのではないか」「業界から干されたのではないか」といった噂すら飛び交った。
だが、真相はまったく異なる場所にあった。取材に応じた民放キー局のベテランプロデューサーは語る。「彼女は決して芸能界に嫌気がさしたわけではない。むしろ、あまりに過剰に消費され尽くした『だっちゅーの』のイメージから脱却し、ひとりの表現者として地に足のついた活動を目指した結果だった」。強烈すぎる成功体験が、皮肉にも彼女自身の新たなキャリアの模索を難しくさせていたのだ。
さらに、当時の芸能界特有の熾烈な生き残りレースの中で、過度なメンタル面の消耗もあったとされる。自分自身の人生を取り戻し、新たな表現の場を模索するために、彼女はあえて過酷な表舞台から一歩引く決断を下したのが真相だった。