グループの急速なブレイクに伴い、年齢層の違いはより顕著な壁となってのしかかった。若いメンバーを引き立てるお姉さん的な役割を期待される一方で、一人の表現者として芽が出ないもどかしさ。そんな中、2009年に結成されたのが大人向けアイドルグループ・SDN48だった。
AKB48からの事実上の移籍、そしてキャプテン就任。一部からは「都落ち」と囁かれることもあったこの人事に、葛藤がなかったはずはない。しかし、総合プロデューサーである秋元康からの言葉や、与えられた新たなリーダーシップの役割が彼女の腹を括らせた。年上としてのプライドを捨て、チームを牽引しながら夜の劇場公演を熱狂させていった姿勢は、後に彼女がバラエティで発揮する凄まじい「度胸」の原体験となったのだ。