Webメディアや大手レシピ投稿サイトで「肉じゃが 圧力鍋 人気1位」と称されるレシピをそのまま試した読者から、近年疑問の声が寄せられるケースが目立っています。現場の自炊層や検証モニターから集まったリアルな声を検証しました。
「レシピサイトの人気上位レシピ通りに水200ccで作ったら、野菜の水分と合わさって煮汁がなみなみと余り、味がぼんやりしてしまった(30代共働き主婦)」
「電気圧力鍋の自動ボタンを押して放置したら、柔らかくはなったが照りがなく、なんだか水煮のような見た目になった(40代男性会社員)」
こうした声が示す通り、ネット上の人気レシピの中には「昔ながらの普通鍋レシピの分量をそのまま圧力鍋に流用している」ものが散見されます。普通鍋では20分煮込む間に水分が100ml以上蒸発することを前提に調味料が設計されているため、密閉される圧力鍋で同じ分量を作れば味が薄くなるのは当然の帰結です。
現場取材と調理テストで導き出した真の人気レシピの条件は、「水は最小限」「加圧時間は短め」「減圧後に蓋を開けて強火で3〜5分煮詰める(水分を飛ばして照りを出す)」という3ステップを組み込んでいるかどうかにあります。この最後の煮詰め工程こそが、具材に美しい琥珀色の照りを与え、プロの味わいに昇華させる決定打となります。