昔ながらのシートを覚えている方には驚きかもしれないが、現在も診断の基本はセロハンテープ採卵法(いわゆるグラハム法)である。専用の粘着フィルムを早朝の起床直後、排便前に肛門周囲に押し当てて卵を採取する古典的かつ極めて確実な手法だ。
現在、小児科で診断を受ける場合、保護者が自宅で2日間にわたり検体を採取して提出する形式が取られる。顕微鏡下で卵が確認されれば確定診断となるが、タイミングによっては一度の検査で検出できないこともある。かゆみの訴えが続く場合は、医師の指導のもとで時期を置いて再検査を行う粘り強さが求められる。