1994年、日本の音楽シーンに激震が走った。ヒップホップグループのラッパーたちとポップシンガーが真っ向から手を取り合った歴史的傑作、「今夜はブギー・バック」の誕生である。スチャダラパーとのコラボレーションによって生まれたこの楽曲は、それまでのジャンルの垣根を軽々と飛び越えてみせた。
小沢健二が紡ぎ出すメロウなメロディラインと、スチャダラパーによる軽快で等身大のリリック。二つの要素が奇跡的なバランスで融合したサビのフレーズは、発表から30年以上が経過した今もなお、クラブや街角でイントロが流れた瞬間にフロア全体を沸かせる不思議な魔力を保っている。