現地を直撃取材して目にしたのは、緻密に計算された展示空間と、刻一刻と表情を変える光のインスタレーションだ。富山市ガラス美術館は、単に作品を陳列する箱モノではない。建物全体がひとつの生命体のように呼吸し、観客を幻想的なアート体験へと引き込んでいく。
館内には世界的に珍しい現代ガラス工芸の専門展示スペースが贅沢に配されており、クラフトの領域を超えた迫力ある立体作品群が並ぶ。特に最新の企劃展エリアでは、光の屈折率を巧みに利用した現代アーティストたちの野心作が次々と公開され、訪れる者の美的感性を強く刺激する。