日本国内においても、偽情報への対策は着実に進みつつある。その中心的な役割を果たしているのが日本ファクトチェックセンターだ。
日本における検証報道の草分けとして知られるジャーナリストの楊井人文氏らは、ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)の設立などを通じて、国内における客観的な検証ガイドラインの確立と普及に長年尽力してきた。こうした先駆的な取り組みの結実として、独立した第三者機関による言説の検証作業が定着し始めている。
さらに、こうした検証エコシステムを支援する取り組みとして、Google News Initiativeなどのグローバルプログラムによる技術提供やメディアリテラシー教育の助成が行われている。単に誤りを指摘するだけでなく、一般の市民が騙されないための教育的アプローチが今、全国で加速している。