「うる覚え」は間違い?「うろ覚え」との決定的な違いと言葉の真相

「うる覚え」は間違い?「うろ覚え」との決定的な違いと言葉の真相

「うる覚え」は間違い?「うろ覚え」との決定的な違いと言葉の真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

まず基本に立ち返ろう。「うろ覚え」の意味は、小学館『デジタル大辞泉』によれば「確かでない記憶。ぼんやりとしか覚えていないこと」と定義されている。漢字では「空覚え」または「虚覚え」と表記されることもあるが、現代ではひらがな表記が一般的だ。

語源を辿ると、「うろ」は「空洞」「中身がない」を意味する古語「うろ(空・虚)」に由来する。つまり「うろ覚え」とは「記憶の中身が空洞化している状態」を指す、極めて理にかなった表現なのである。この語源を知ると、なぜ「うる覚え」が誤りなのかが明確に見えてくる。

一方、「うろ覚え」の類語としては「曖昧な記憶」「おぼろげな記憶」「記憶が定かでない」などが挙げられる。反対語は「丸暗記」「完璧に記憶している」「鮮明な記憶」などだ。英語では "vague memory" や "faint recollection"、"I remember it vaguely" といった表現が対応する。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。