扉を開けた瞬間に広がるのは、どの席に座っても視線の先に緑と木漏れ日が届く広々としたレイアウトだ。最大の象徴であるガラス張りの中庭には、四季折々の表情を見せる桜の木が植えられている。春の満開の時期はもちろんのこと、夏の青葉、秋の紅葉、冬の静けさ漂う枝ぶりまで、いつ訪れても日本の四季の移ろいを体感できる設計だ。
客席同士の間取りにも十分なゆとりが持たされている。隣の会話を気にすることなく、自分だけの世界に没頭できる絶妙な距離感。天井の高さ、間接照明の温かい色合い、そして木の質感を活かしたインテリアに至るまで、すべての要素が「長居したくなる居心地の良さ」のために構築されている。