庭に植える竹を選ぶ際、種類選びを誤ると管理の難易度は跳ね上がる。日本で最も身近な孟宗竹(モウソウチク)は、高さ20メートル近くまで成長し、地下茎の太さも桁違いだ。一般家庭の庭園に地植えするのはあまりにリスクが高く、プロの造園家でも基本的には推奨しない。
家庭用の庭竹として圧倒的におすすめなのが、比較的コンパクトに育つ黒竹(クロチク)や紫竹、あるいは笹類の仲間である。特に黒竹は、年数を経るごとに茎が深みのある漆黒へと変化し、省スペースでも圧倒的な存在感を放つ。また、地下茎が横に広がりにくい株立ち型の品種(コンパクタ種など)を選ぶことも、狭小地での後悔を未然に防ぐ賢明な選択と言えるだろう。