新潟県出身の霧島れいか(本名同じ、旧芸名:吉原歩)は、最初から華やかな芸能界を目指していたわけではありませんでした。地元の高校を卒業後、一般企業に就職してOLとして事務職などの社会人生活を経験しています。
当時のオフィス街でもひときわ目を引くスタイルと美貌を備えていた彼女ですが、安定した会社員生活の中で「自らの可能性を試したい」という表現への情熱が芽生え、単身上京。まずはその抜群のプロポーションと彫刻のように整った顔立ちを生かし、モデル時代をスタートさせました。ファッション誌や広告、CMなどで活動する中でカメラの前に立つ感覚を磨いていきます。
転機が訪れたのは1998年、20代半ばの時期です。テレビドラマへの単発出演を機に本格的な女優活動へシフト。多くの若手俳優が10代前半からプロダクションの英才教育を受ける中、霧島れいかの経歴は「社会人経験とモデル活動を経てからの本格デビュー」という、当時としても珍しい成熟したスタートラインでした。この遅咲きとも言える助走期間が、彼女の演技に独特のリアリティと落ち着きをもたらす強固な土台となったのです。