サトノダイヤモンド有馬記念の真実|キタサン撃破の神騎乗と勝因分析

サトノダイヤモンド有馬記念の真実|キタサン撃破の神騎乗と勝因分析

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2016年の競馬界を総括するグランプリ・第61回有馬記念は、世代の頂点を決めるにふさわしい最高峰のメンバーが顔を揃えました。ファン投票1位で前年の菊花賞馬、同年のジャパンカップを逃げ切って名実ともに現役最強古馬へと登り詰めていたキタサンブラック(武豊騎手)が単勝2.7倍の2番人気。これに対し、菊花賞を圧勝して勢いに乗る3歳世代のエース・サトノダイヤモンドが単勝2.6倍の1番人気に支持され、完全に「二強対決」の構図が形作られていたのです。

馬主である里見治氏にとって、2016年秋は長年の競馬人生における大きな転換期でした。長年「サトノの冠名はGIに手が届かない」という競馬界のジンクスに悩まされていましたが、同年の菊花賞でサトノダイヤモンドが悲願のGI初制覇を達成。さらに同馬が古馬の壁を打ち破り、サトノクラウンの香港ヴァーズ勝利と合わせて「サトノ軍団黄金期」を決定づける舞台として迎えたのが、この有馬記念でした。

レースはマルターズアポジーがハナを主張し、2番手にキタサンブラックが絶好の手応えで追走。1000m通過が61.0秒というグランプリ特有の淀みない平均ペースのなか、サトノダイヤモンドは中団の外目を追走しました。息詰まる攻防の末、着順結果はサトノダイヤモンドが勝ちタイム2分32秒6で優勝。クビ差の2着にキタサンブラック、さらに半馬身差の3着には前年の覇者ゴールドアクターが入線し、上位3頭が人気通りの強さを見せつける結果となりました。

小林 直樹
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小林 直樹

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