メガホンを取ったロブ・コーエン監督と、製作を手掛けたユニバーサル・ピクチャーズのタッグは、当時としては規格外のスケールで撮影を敢行した。ローマのチネチッタ・スタジオに建造された実物大の海底トンネルセットは、映画業界の歴史に残る破格の建設費と技術が投入された伝説的な造形物だ。
関係者の独占リーク情報によると、トンネル内に本物の水を一気に流し込む水害シーンの撮影では、予想以上の水圧でセットの一部が全壊しかける大事故寸前のトラブルが起きていたという。CGに頼らず生身のキャストを極限状態に追い込んだからこそ、スクリーンにあの本物の死線とパニック状態が焼き付けられたのだ。