コロナ禍をきっかけに、日本の都市部におけるライフスタイルは劇的に変化した。深夜まで飲み歩く文化が衰退し、終電後の二次会需要は激減。かつて深夜の稼ぎ時を独占していた24時間店舗は、人件費と光熱費ばかりが膨らむ高コスト構造の温床へと変貌してしまった。
さらに、外食産業全体を揺るがす深刻なインフレが追い打ちをかける。100円均一を中心とする大手回転寿司チェーンが省人化とDXを極限まで進める一方で、高級カウンター寿司は富裕層やインバウンド需要を取り込んで高価格帯へシフトした。中間帯に位置する寿司チェーン業界の店舗は、最も厳しい板挟みの状態に追い込まれている。