現在、音楽の消費スタイルはストリーミングサービスが中心だ。SpotifyやApple Musicといったプラットフォームのプレイリストを通じて、『人として』は旧来のファンのみならず、10代や20代の新しいリスナー層へ絶え間なく浸透している。また、YouTubeに公開されているミュージックビデオやパフォーマンス映像のコメント欄には、日夜リスナーからの切実な感想が寄せられ続けている。
デジタル時代における音楽産業では、一時のブームで終わるヒット曲と、長期にわたって聴かれ続けるクラシックの二極化が進んでいる。日本の邦楽シーン、特にロックの文脈において、SUPER BEAVERのように「歌詞の力」でリスナーと1対1で向き合い続ける姿勢は異彩を放つ。TikTokなどのショート動画文化が席巻する一方で、3分を超える楽曲のストーリー性とメッセージ性にじっくり耳を傾けるリスナーが増えているのは、彼らが提示する真摯な音楽作りの成果だ。