歴代の作品群を俯瞰すると、メンバーのカラー割り当てには明確な「役割のジンクス」が存在する。情熱的で直感的なリーダーとしての「赤」、冷静沈着な参謀としての「青」、力持ちやムードメーカーを担う「黄」、そして華やかさや優しさを象徴する「ピンク」。これらの役割分担は、子どもたちが集団の中で自分の役割をイメージしやすくするための心理学的アプローチに基づいている。
一方で、ファンの間で長年語り継がれるジンクスには意外な事実も隠されている。「黄色=カレー好き」という強力なパブリックイメージは、記念すべき第1作の特定のキャラクターが強烈な印象を残したことに由来するが、実際にカレーを好物とした黄色戦士はシリーズ全体で見ればごく一部に過ぎない。また、物語の中盤以降に登場する「追加戦士」には、シルバーやゴールドといった金属光沢のあるスペシャルカラーが割り充てられる法則が確立した。これは既存の5人とは一線を画す圧倒的な強さと異物感を一目で伝えるための視覚的演出であり、劇中の勢力図を瞬時に塗り替える効果を発揮している。