この異例のスタイルに対し、日本卓球協会や国際卓球連盟(ITTF)の規程はどうなっているのか。実のところ、ユニフォームの形状やカラーリング、ロゴの大きさには厳格なルールが存在するものの、インナーウェアの着用義務に関する具体的な明文化はなされていない。公序良俗に反せず、外観上ユニフォームが適正に着用されていればルール上の問題は生じないのだ。
スポーツジャーナリズムの現場でも、この件は単なる話題性だけでなくルールと個人の選択の境界線をめぐる議論として取り上げられた。組織が規定する枠組みの中で、いかに個人のポテンシャルを最大化させるか。彼の選択は、スポーツ界におけるルールの隙間と選手の主体性に一石を投じる形となった。