現場の棚を注意深く観察すると、二大大手の戦略の違いが鮮明に浮かび上がる。株式会社セブン-イレブン・ジャパンは、独自の調理技術を駆使したおにぎりやスープ類で圧倒的な完成度を見せる。大豆ミートを使用した和風出汁のおにぎりは、従来の肉製品と比べても遜色のない旨味を凝縮。さらに、未公開情報として注目を集めているのが、今年後半に投入予定の「完全植物性洋風惣菜シリーズ」だ。シェフ監修のもと、乳製品を使わずに深いコクを実現したグラタンやパスタが試作段階を終え、全国展開に向けて最終調整に入っている。
対する株式会社ローソンは、ナチュラルローソンで培ったノウハウを通常店舗へ波及させるスピード感が際立つ。大豆由来の代替肉を使ったからあげ風味のお惣菜や、植物性ミルクベースのプレミアムスイーツは、入荷直後に売り切れる店舗が続出するほどだ。さらにローソンでは、来期に向けて細胞培養技術や新素材を用いた未公開の「次世代植物性スイーツ」の開発を進めており、先行テスト販売の噂が業界内で持ち切りの状態である。健康志向の消費者にとって、店舗の棚から目が離せない状況が続いている。