襦袢のたたみ方大全!衿芯の真相からシワゼロ保管術まで徹底解説

襦袢のたたみ方大全!衿芯の真相からシワゼロ保管術まで徹底解説

襦袢のたたみ方大全!衿芯の真相からシワゼロ保管術まで徹底解説の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

ネット上の情報では「脱いだ着物や襦袢はすぐにシワを伸ばして畳みましょう」と解説されていることがありますが、これはプロの現場から見れば最も危険な誤解です。

着用直後の襦袢は、人体から放出された大量の水分(汗の気化熱)と体温を強烈に閉じ込めています。脱いでそのまま畳んでタンスにしまう行為は、高温多湿の蒸し風呂環境を密閉するようなものであり、わずか数週間で黄変シミやカビの繁殖を招きます。

着物ハンガーでの陰干し手順:
まず脱いだ長襦袢は、必ず肩のラインが平らにキープできる伸縮式の「着物専用ハンガー」にかけます。洋服用の細いワイヤーハンガーにかけると、襦袢自身の重みで肩山が抜け、衿ぐりが伸びてしまいます。陰干しする場所は、直射日光の一切当たらない風通しの良い室内です。干す時間の目安は約2時間から半日です。ネット上では「丸一日以上干す」という情報も見られますが、正絹を部屋干しで長時間吊るし続けると、自重によって身丈が下垂して伸びてしまうリスクがあるため、完全に熱と湿気が抜けた段階ですみやかに畳むのが正解です。

たとう紙の収納方法に関する落とし穴:
「たとう紙に包んでおけば一生安心」というのも大きな盲点です。たとう紙(文庫紙)の寿命は約2年から3年と言われています。古くなって湿気を吸い尽くしたたとう紙は、紙自体が茶色く変色(斑点状のシミ)し、逆に内部の襦袢にカビを移す元凶となります。また、中身を確認しやすくするために透明なセロハン窓がついているたとう紙がありますが、あの窓部分は通気性がゼロです。長襦袢を包む際は、長期保管であればセロハン窓のない和紙100%のものを選ぶか、窓部分が布地に直接接触しないよう薄紙を一重挟む配慮が必要です。

小林 直樹
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小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。