もちろん、短文SNSや動画プラットフォームが不要になったわけではない。最新のメディア運用においては、両者の役割分担がかつてないほど明快になっている。XやInstagramは最新情報の告知や新規ファンの獲得を目指す「玄関口」であり、ブログは訪れたファンを深く引き込み関係性を深める「居間」のような位置づけだ。
SNSの投稿は数時間でタイムラインの底へ沈み、検索性も低い。一方で、カテゴリー別に整理され、過去の記録がアーカイブとして蓄積されていくブログは、タレントの「歩んできた歴史」そのものとなる。何年前に書かれた記事であっても、ファンにとっては宝探しのように読み返せる貴重なアセットなのだ。