ライブ関係者や後輩芸人が口を揃えて語るのは、舞台裏での大水の徹底したプロ意識と、普段のひょうひょうとした佇まいだ。
あるライブの出番直前、緊迫した楽屋裏で大水は一人黙々とルーティンを行っていたという。出番数分前まで文庫本を穏やかに読んでいたかと思えば、舞台袖に立った瞬間にあの独特の怪しげな空気感を纏う。また、小道具の配置やセリフの「一文字の間」にまで妥協を許さず、相方の飛永と細かく微調整を繰り返す姿は、まさに職人のそれだ。客席には一切苦労を感じさせない軽やかさを見せつつも、舞台裏には徹底した緻密さが隠されている。