事態を極めて重く受け止めた巨人の長嶋茂雄監督(当時)は、事件の翌日、自ら頭を丸刈りにして記者会見に臨んだ。球界のスターでありアイコンであった長嶋監督のこの行動は、ファンやメディアに計り知れない衝撃を与えた。巨人の看板を背負う責任と、監督としての痛恨の思いがその丸刈り姿に凝縮されていた。
当然ながら、日本野球機構(NPB)の裁定も容赦ないものだった。ガルベスに対しては「1998年シーズンの全出場停止」という極めて重い無期限に近い処分が下された。暴力行為を絶対許さないという姿勢を明確にしたこの厳罰は、その後の球界における選手規律やマナーのあり方を根底から変える契機となったのである。