なぜ、レモン果汁がこれほどまでに血圧へ好影響を及ぼすのだろうか。その鍵を握るのが、果実に豊富に含まれる「クエン酸」と「レモンポリフェノール」というふたつの機能性成分だ。
まずクエン酸は、体内のカルシウム吸収を助けつつ、代謝を活性化させて疲労物質の排出を促す役割を果たす。一方で、近年の研究で特に重視されているのがレモンポリフェノールの抗酸化作用だ。血管の内壁を傷つける活性酸素の発生を抑え、しなやかさ指標である「血管伸長性」を維持する働きが判明している。血管が柔軟性を保つことで、血液が送られる際の圧力が自然と分散され、結果として血圧の過度な上昇を防ぐ構造が成り立っているのだ。