ドラマの熱狂をさらに加速させた決定打が、宇多田ヒカルの楽曲「First Love」だった。当時16歳という若さで日本の音楽シーンを塗り替えていた彼女の切なくも成熟した歌声は、ドラマの世界観と奇跡的なシンクロを見せた。
イントロの静謐なピアノの旋律が流れた瞬間、視聴者は未知と光が抱える孤独の深淵へと引きずり込まれる。セリフのない視線の交差や、夕暮れの街を疾走するシーン角々で、この楽曲は単なる劇伴を超えて「第三の主役」として機能していた。ドラマと主題歌がこれほど有機的に結びつき、互いの叙情性を極限まで高め合った例は、日本のテレビドラマ史を見渡しても極めて稀である。