刺繍ユニフォームの仕上がりを左右する要素は、ミシンの性能だけではない。最も重要な鍵を握るのが、「パンチングデータ(刺繍用型データ)」と呼ばれる設計図の作成精度だ。
グラフィックデータを単に自動変換しただけでは、綺麗に糸は載らない。熟練のパンチング職人は、以下の要素を考慮して needle の進む順番や密度を1針単位で設計する。
- 生地の伸縮性と厚み: ニット素材やストレッチ生地は引きつれやすいため、下ぬい(補強縫い)を厚く配置する。
- 糸の走る方向(角度): 光の反射を計算し、ロゴのパーツごとに糸の向きを変えて立体感を出す。
- 針数の最適化: 密度が高すぎると生地が硬くなり、低すぎると下地が透けてしまうバランス調整。