この2つの言葉の使われ方には、明確な地域差が存在する。日本地図を広げると、ある興味深い境界線が見えてくる。
東日本、特に首都圏では「チャーハン」という呼び名が圧倒的だ。中華料理店はもちろん、家庭料理としてもチャーハンと呼ぶのが一般的である。東京の古い町中華がブームを牽引したことも影響しているだろう。
しかし、関西以西に目を向けると状況は一変する。お好み焼きやたこ焼きなど、鉄板文化が根付く関西では「焼き飯(やきめし)」という言葉が今も現役で使われている。ラーメン店や食堂のメニューにも「焼き飯」の文字が堂々と並び、地元住民にとってはチャーハンよりも親しみ深い響きを持っている。