オホーツク海に大きく突き出た「日の出岬」は、雄武町を語る上で欠かせないシンボルだ。極寒の2月、水平線の彼方から押し寄せる流氷の群れは海面を白い大地へと変貌させ、静寂の中に圧倒的な自然の威厳を漂わせる。ガラス張りの展望台「ラ・ムール」から望む、オホーツク海から昇る朝日は息を呑むほど美しい。
近年、この地に新たな風が吹いている。かつての通過型観光から脱却し、滞在型ウェルネスツーリズムへと舵を切ったのだ。日の出岬温泉ホテルでは、オホーツク海を一望できる高強塩泉の温泉を活かし、流氷を眺めながらのデジタルデトックスプログラムを提供。極寒のアウトドアサウナで身体を温めた後、外気浴で流氷の風を感じる体験が、都会のストレスに晒されたミレニアル世代や海外のリピーターを虜にしている。