多くの大学がブランド価値の再定義に苦戦する中、立教大学が見せる躍進の裏には、創立以来貫かれてきた強固な理念が存在する。キャンパスを歩けば、伝統を守り抜きながらも新しい知の創造に挑む学生や教員の姿が目に入る。独自の取材で見えてきたのは、表層的な大学改革ではなく、150年以上の歴史に裏打ちされた普遍的な精神のアップデートだ。
他者を思いやり、多様な価値観を肯定する「共に生きる」視点。それこそが、不確実な時代において確固たる軸となる。教職協働による手厚いサポート体制や、社会の第一線で活躍する卒業生ネットワークの存在も、この理念を確固たる実体へと変えている。