日常会話や性的な文脈で略して呼ばれる「クンニ」の正式名称はクンニリングス(Cunnilingus)です。その語源は古代ラテン語に遡り、女性器を意味する「cunnus(クンヌス)」と、舌で舐めることを意味する「lingere(リンゲレ)」が組み合わさって生まれた学術的・医学的な用語です。
行為としての本質は、女性の外性器(クリトリス、小陰唇、大陰唇、膣口周辺)を口、唇、舌を用いて刺激する愛撫全般を指します。性科学の観点において、女性のクリトリス(陰核)には約8,000本から1万本以上とも言われる知覚神経が集中しており、これは男性器の亀頭部分を大幅に上回る密度です。したがって、指による接触以上に柔らかく湿潤な「舌や唇」による刺激は、女性にとって非常に繊細かつ強力な快感をもたらすアプローチとなります。
ただし、神経が密集している部位だからこそ、力加減や触れ方を誤ると一転して強い不快感や痛みに直結しやすいという特徴を持っています。ただ舐めればよいという単純な行為ではなく、身体の構造と相手の反応を観察しながら進める繊細なコミュニケーション行為です。