結論から言えば、「カーリースはデメリットだらけ」という極端な噂の根底には、車を所有することとリースで利用することの違いに対する理解不足がある。カーリースは車を購入して所有するのではなく、規定の期間だけ「借りて使う」仕組みだ。そのため、車を自分の完全な資産として自由に扱いたいと考える人にとっては、耐えがたい制約に感じられるケースが多い。
契約者を最も悩ませる落とし穴の一つが、契約満了時に訪れる「原状回復義務」と「残価精算」のリスクだ。車体に目立つ傷や凹み、車内の汚れが残っていれば、返却時に高額な修繕費を請求される。さらに、契約時に設定した予想下取り価格(残価)よりも返却時点の市場価値が下落していた場合、その差額を穴埋め請求される契約体系も存在する。こうした「契約終了時に予想外の出費が発生する構造」こそが、不満と後悔を生む最大の要因となっている。