今夜、月が地球に最も接近するピーク時間帯は22時30分前後と予測されている。方角は南東の空からスタートし、真夜中にかけて南の空高くへと昇っていく。街灯の光が少ない開けた場所を選ぶことが、感動的な輝きに出会う第一歩だ。
スマートフォンのカメラでこの圧倒的な光を綺麗に捉えるには、ちょっとしたコツが必要になる。そのままシャッターを切ると、月が白く滲んだ単なる光の球体になってしまうからだ。プロのフォトグラファーに取材したところ、最大のポイントは「露出補正(AEロック)」の活用にある。カメラアプリで画面上の月を長押しして焦点を固定したら、表示される太陽マークのゲージを下にスライドさせて明るさを限界まで下げる。すると、クレーターの複雑な凹凸までくっきりと浮かび上がってくる。
さらに、三脚でスマホを固定し、セルフタイマー(2秒設定)を使って手ブレを完全に防ぐのが裏ワザだ。望遠レンズアタッチメントや夜間モードを組み合わせれば、一眼レフに迫る高精細なショットを簡単に収めることができる。