岩倉具視といえば、幕末から明治初期にかけて熾烈な政治闘争を勝ち抜き、新政府の基盤を築き上げた偉人だ。岩倉使節団の特命全権大使として欧米諸国を巡察し、日本の近代化に多大な影響を与えたことは誰もが知るところである。
その岩倉具視のDNAは、どのようにして加山へと受け継がれたのか。岩倉具視の長男である具定の娘・小桜葉子の血統は、まさに近代日本の貴族階級そのもの。しかし、加山自身は育ちの良さを誇らかに鼻にかけることは決してなく、むしろ海を愛し、スポーツと音楽に没頭するダイナミックな生き方を選んだ。華族の気品と、野生的な男らしさが同居する独特のチャームポイントは、まさにこの特異な家柄から生み出された奇跡の配合と言えるだろう。