今回のような顔面の違和感は、単なる術後の回復期間であるダウンタイムの範囲内なのか、それとも取り返しのつかない施術ミスなのか。医療の現場からも懸念の声が上がっている。
日本美容外科学会の指針に詳しい美容外科専門医は次のように指摘する。「顔面の複雑な筋膜層や神経系に強い切開を加える施術では、わずか数ミリの剥離の狂いが永続的な組織の引きつれや神経麻痺を引き起こします。術後数ヶ月が経過しても組織の硬化や歪みが改善しない場合、単なるダウンタイムと呼ぶのは難しく、再発防止や修復手術の検討が必要になります」。急速な進化を遂げる美容医療において、安全性の確保と倫理的な基準の厳守が改めて問われている。