なぜ大手の芸能プロダクションやアパレル業界は、街頭スカウトからSNSへと舵を切ったのか。その背景には、ソーシャルメディアリクルーティングという新たな採用スタイルの台頭がある。従来の街頭スカウトでは写真1枚と数分の会話でしか判断できなかったが、SNS上では投稿写真のセンス、フォロワーとのコミュニケーション、さらには動画での話し方まで多角的に分析できる。
さらに、SNSマーケティング業界の拡大も大きな追い風となっている。企業側は単にルックスが良い人物を探しているわけではない。すでに熱量のあるフォロワーを抱えるインフルエンサー候補や、ブランドの世界観にマッチする才能を効率よく探すため、プロのキャスティングディレクターが日常的にタイムラインを巡回しているのだ。