毎年熱い戦いが繰り広げられるサンリオキャラクター大賞において、ぐでたまは従来の「かわいさ」「健気さ」を売りにするキャラクター群とは一線を画す異彩を放ち続けてきた。上位常連組としてのポジションを確立したことは、日本のキャラクタービジネスにおける価値観の大転換を象徴している。
完璧なヒーローや愛くるしいマスコットだけが支持される時代は終わった。不完全さや弱さ、時には毒を含んだリアルな感情の提示こそが、コンテンツの寿命を伸ばす時代だ。このトレンドは国内外のアニメーション産業全体にも大きな影響を与えており、リアルな人間味を持ったキャラクターデザインの先鞭となった。